五月人形の基本的な飾り方について

五月人形の基本的な飾り方について

一年に一度の端午の節句には、子どものために購入した、あるいは両親から贈られた五月人形を飾る家庭も多いでしょう。
しかし、どうやって飾るのか分からないと悩んでいる人も多くいるものです。
五月人形は基本的な飾り方さえ押さえておけば意外と簡単に飾ることができるので、そのポイントをここでは紹介します。
五月飾り(鎧)の場合は、まず櫃(ひつ)の前に佩楯(はいたて)を垂らし、面頬(めんぽう)をつるします。
兜に鍬形(くわがた)、竜頭(りゅうず)を差し込み、さらに脛あてを差し込んだら全体のバランスを整えましょう。
最後に弓や太刀など、オプション品を飾りますが、その際に向かって左側に弓、右側に太刀がくるのが正しい置き方です。
なお、太刀は柄の部分が下側に来るように飾ります。
一方、兜飾りの場合には櫃の上に芯木を載せ、芯木に袱紗をかぶせます。
兜に鍬形(くわがた)、竜頭(りゅうず)を差し込んだら芯木に載せていきます。
その後は五月飾り(鎧)と同様に、弓矢や太刀などのオプション品を飾るのが一連の流れです。

五月人形を飾る際に注意するポイントと基礎知識

男の子の赤ちゃんが生まれた場合、初節句用に五月人形を用意することが多いです。
五月人形には赤ちゃんの無事を祈り、健やかに成長してくれることを願って贈ります。
お守りとしての役割があるため、飾る場所にも配慮しなくてはなりません。
五月人形は様々な種類があり、屏風がついた甲冑飾りやケースに入った武者人形など大きさの種類も豊富です。
伝統工芸品であることも多いことから取扱には注意が必要であり、湿気にも気を配る必要があります。
洋風のリビングに飾る場合は床に直置きをするのではなく簡易的な畳を購入し、その上に置くとほこりが付きにくいですし、床も傷つかずに済みます。
また小さな子供は手で触ることが多いため、高さのある場所に設置するのも控えます。
子供は手に届かない場所だからこそ触りたがる傾向があり、親が意図しない行動をすることが多いです。
怪我の原因にもなるため安定した低い場所に置くことが大切になります。
さらに直射日光の当たる場所は色あせが生じ、長持ちしません。
直射日光が当たらず程よく湿度が保たれている場所に置くことが大切です。

五月人形に関する情報サイト
五月人形の基本

このサイトでは端午の節句で知られる五月人形とはどういったものなのか、その意味や由来について知っておくと役に立つ情報を紹介します。また人形の種類にはどういったものがあるのか、基本的な飾り方はどのようにすればよいのか、家のどの場所に飾るのがよいのかなど、知っていそうで知らない事柄についても紹介します。初めて端午の節句を迎える人や、これまで飾り方や意味を深く意識してこなかった人まで、五月人形に関するあれこれを分かりやすく紹介するので参考にできます。

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